最新「眉カット」方法をレクチャー|失敗しない眉カットの手順を美眉アドバイザーが紹介

玉村さん記事
この記事で分かること
  • 今の時代の眉カットとは
  • 眉毛はどこをカットすると失敗しないか
  • 眉カットのおすすめアイテム
  • 失敗しない眉カットの手順
  • 眉毛の「剃りすぎてはいけない」部分
  • 毛の長さは「切らない」のが今っぽい

顔の印象を大きく左右する重要なパーツが眉。しかし、「眉カットの方法が分からない」「眉カットでよく切り過ぎてしまう」という人も少なくありません。

そこで今回は、眉の専門家として活動する、美眉アドバイザー・玉村麻衣子が、失敗しない眉カット方法をご紹介します。

本記事の執筆者

美眉アドバイザ
玉村麻衣子さん

美眉アドバイザー玉村麻衣子

国内大手化粧品会社でのメイク講師を経て、現在は眉のスペシャリストとして活動中。骨格・筋肉に基づいた眉デザイン/眉メイクを、セミナーや執筆活動を通じて理論的にご紹介。
雑誌をはじめとした各種メディアの眉企画を多数監修。
『PMU Global Academy』眉デザインコース監修、講師担当。
美容師免許、眉の技術者資格保有。
著書に『目元で、美人の9割が決まる』などがある。

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目次

昔と違う?今の時代の「眉カット」とは

眉カットというと、気合いを入れて剃ったりカットしたり抜いたりして眉の形を整えようとする人が多いのですが、「眉カットで眉の形を作りこむ」という考え方はもう過去のものです。

最近は地眉を活かした自然な眉がトレンドになっています。そのため、眉カットで必要以上に切ったり抜いたりして自眉の形を作りこむ必要はありません。あくまで不要な毛を軽く処理する程度でOKです。

眉毛のどこをカットすると失敗しない?

玉村麻衣子眉カット

カットする眉毛の目安は、ズバリ「眉メイクからはみ出た毛」です。眉メイクからはみ出ている毛=不要な毛であるため、眉メイクからはみ出た毛のみをカットすると失敗しにくく、切り過ぎたり剃り過ぎたりすることもなくなります。

眉カットのおすすめアイテム

眉カットのおすすめアイテム

眉カットをするときに、以下のアイテムがあると便利です。

  • 眉ばさみ
  • 眉用シェーバー(電気シェーバーが特におすすめ)
  • 毛抜き

眉ばさみ

刃先が細く反り返った眉用のはさみ。眉毛の長さを整えたり、毛を根元から短く切ったりするときに使用します。

眉用シェーバー

不要な毛を根元から剃るとき、眉周辺のうぶ毛を処理するときに使用します。シェーバーには顔用と眉用とがありますが、眉用のシェーバーを使用するのがポイント。

顔用は刃先が大きく、小回りがきかないため、眉尻をはじめとした細かい部分を剃ることが難しく、剃り過ぎてしまうこともあります。

眉用のシェーバーは刃先が小さいため、眉下や眉尻の毛も除去しやすいです。また、眉用シェーバーには一般的なかみそりタイプと、電気シェーバーとがありますが、電気シェーバーの方が肌への負担少なく使え、剃り跡もきれいなのでおすすめです。

特に刃先が1センチ以下の眉用電気シェーバーは、眉尻の毛一本一本まで繊細に除去できます。

毛抜き

眉毛を抜いて処理するときに使用します。毛抜きでの処理は剃り跡が目立たないため、不要な毛をキレイに除去できるというメリットがある反面、眉ばさみや眉用シェーバーと比べて肌への負担が大きいことや埋没毛を招く可能性があります。

また、抜く際に毛根が傷つくとその後生えてこなくなる可能性があることなど、リスクも少なくありません。

そのため、毛抜きでの処理は「どうしてもここは抜きたい」という数本にとどめ、その他は眉ばさみや眉用シェーバーを使用するのがおすすめです。

失敗しない眉カットの手順

ここでは、誰でも簡単にできる眉カットの手順を具体的にご紹介します。

①いつもの眉メイクの状態からスタート

すっぴんでいきなり眉カットをはじめるのはNGです。

どこまで切ってよいか分からず、切り過ぎたり、左右非対称に仕上がったりしてしまいます。まずはいつもの眉メイクをした状態からスタートするのがポイント

このとき、できるだけ左右バランスよく描いておくと、自眉も左右バランスよく整えられます。

②「眉メイクからはみ出た毛」を短くカット

「眉メイクからはみ出た毛」を短くカット

眉メイクからはみ出ている毛=カットしてよい不要な毛なので、眉ばさみで短くカットします。

③メイクオフ&スキンケア

ここで一度メイクを落とし、スキンケアで肌を整えます。

④シェーバーで短くカットした毛を除去

シェーバーで短くカットした毛を除去

②で短くカットした毛のみをシェーバーで除去します。

これで完成。

眉カット完成

眉メイクをした状態からスタートすることで、必要最低限の眉カットで自眉を理想の形に整えることができます

また、切り過ぎたり、左右非対称に仕上がったりすることを防ぐこともできます。

日々の生活の中でこの方法を取り入れる場合、外出から帰宅後、メイクをしている状態で②まで行い、入浴&スキンケア後に④を行うと効率よく眉カットできます

眉毛の「剃りすぎてはいけない」部分

特に「眉山」と「眉頭」は剃り過ぎに注意したい部分です。眉の角度を平行に近づけようとして眉山の毛をたくさん剃ってしまう人も少なくありません。

しかし眉山付近には眉丘筋(びきゅうきん)と呼ばれている筋肉があります。眉山を剃り過ぎてしまうと、眉丘筋が露わになり、モリっと悪目立ちしてしまいます

眉毛の「剃りすぎてはいけない」部分

眉山は眉の中で一番高くなる場所です。眉頭より低くならないよう剃り過ぎには注意してくださいね。

また、眉頭も剃り過ぎはNGです。眉頭は自眉を活かした方が自然に見えます。剃り過ぎたり、切り過ぎたりして形を作りこめば作りこむほど自然な印象からはかけ離れてしまうため、不要な毛を数本カットする程度で十分です。

どこまでカットしてよいか分からない場合、小鼻のくぼみの真上より大きく内側に生えている毛はカットしてOK。眉ばさみで根元から短くカットするとよいです。

毛の長さは「切らない」のが今っぽい

眉カットのとき、芝刈りのように眉毛の長さを一律で短く切りそろえる人も少なくありませんが、これはNGです

眉毛の長さを短く切りそろえると、前から見たときは毛量が減って眉が軽くなったように見えますが、横から見ると短い眉毛がツクツクと針山のように見え、横顔の印象が損なわれてしまいます。

また、横から見ると一部地肌が透けて見え、眉がまだらに見えてしまいます。

最近の眉メイクのトレンドは「毛並み」です。ふさっとした毛並みが感じられる自然で立体的な眉がトレンドです。

ある程度眉毛に長さがないと毛並みが感じられないので、眉毛は着るすぎず、指でつまめるほどは長さをキープしてみてください。

眉メイクの仕上げに眉マスカラを使って毛流れをアレンジすると、立体的なトレンド眉に仕上がります。特に眉頭の毛を、上や斜め上に向かって立たせると、眉全体がふさっと立体的な印象に。グッと今っぽい眉に近づきます。

自眉が整うと眉メイクの時短にもつながる

眉メイクからはみ出した毛を除去することで、「眉メイクで目指したい理想の形」に眉を整えることができます

眉の土台でもある自眉の形を、理想の形に左右バランスよく整えておくことで、日々の眉メイクが簡単かつ時短で行えるようになります。

また、上まぶたの不要な毛を除去すると、目元がパッと明るく見え、目元にハリと透明感が感じられるようにもなるため、定期的に眉カットを行うとよいです。

迷ったら一度眉サロンで土台を整えてもらうのもアリ

「自分ではなかなか上手くカットできない」「そもそも、眉を左右対称に描けない」「自分に似合う眉の形が分からない」という人は、一度眉サロンを訪れてみるのもおすすめです。

プロに自眉をデザインして整えてもらうことで、自分に似合う眉の形を客観的に知ることができ、今後眉カットでどこを除去すべきなのかも把握することもできます。

本記事の執筆者

美眉アドバイザ
玉村麻衣子さん

美眉アドバイザー玉村麻衣子

国内大手化粧品会社でのメイク講師を経て、現在は眉のスペシャリストとして活動中。骨格・筋肉に基づいた眉デザイン/眉メイクを、セミナーや執筆活動を通じて理論的にご紹介。
雑誌をはじめとした各種メディアの眉企画を多数監修。
『PMU Global Academy』眉デザインコース監修、講師担当。
美容師免許、眉の技術者資格保有。
著書に『目元で、美人の9割が決まる』などがある。

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