- 眉毛パーマの種類や施術の流れ・施術後の注意点
- 眉毛パーマのメリット・デメリット
- 眉毛パーマがおすすめな人・似合わない人
眉毛パーマとは、眉毛の生え癖を改善して毛流れを整える施術のことです。
この記事では、眉毛パーマの基本的な情報をわかりやすく解説します。メリット・デメリットからおすすめな人・似合わない人まで紹介しているのでぜひ読み進めてください。
眉毛パーマをして、こんなはずじゃなかったと後悔しないために眉毛パーマの特徴をしっかり理解しておきましょう。
本記事の編集者
眉毛サロンナビ編集長
杉田 陸
眉毛サロンに定期的に通っています。これまで15ブランド以上の眉毛サロンで施術を受けた経験あり。アイブロウデザイン学・ワキシング学講座受講。『JEBLA眉スタイリング学検定』合格。そのため、眉毛サロンを選ぶときのポイントや人気サロンの特徴などを熟知しております。読者に眉毛サロンの素晴らしさをお伝えできるように記事を作成します。
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眉毛サロンナビ執筆者
Yayoi
大手眉毛サロンに2年勤務していた経歴をもとに読者に寄り添った記事を作成します。現在は都内眉毛サロンでお客様を施術する現役スタッフ。悩みを解決出来る眉メイクが得意。また下記の美容関連の資格を保持しています。
・美容師免許
・ネイリスト技能検定3級
・色彩検定3級
・色彩技能パーソナルカラー検定モジュール級
眉毛パーマとは
眉毛パーマとは、髪やまつ毛のパーマに似た方法で眉毛に専用の液剤を使用し、毛の生え癖を改善して理想の毛流れに整える施術です。
毛質や毛穴の向きによってさまざまな方向に向いている眉毛を柔らかくします。その結果、毛流れをコントロールしやすくなり、ブラシだけで簡単に好みの形に整えられるようになります。
眉毛一本一本が自在に動かせるため理想的な眉デザインを実現しやすくなり、日々のメイクも手軽になるでしょう。
そんな魅力的な眉毛パーマですが、実際にはどのくらいの方が経験があるのでしょうか。下のグラフは全国の20代女性を対象に眉毛パーマについて尋ねたアンケート結果です。
眉毛パーマの経験のある方は20%で、そのうちの半数以上54％の方が失敗したことがあると答えています。
顔の雰囲気を決定づける眉毛が失敗の状態では毎日が憂鬱になるでしょう。自分に似合うデザインを見つけて失敗しないポイントを抑えておくことが大切です。
このあと、眉毛パーマのメリッ・デメリット、施術を受ける際の注意点など紹介しているので、読み進めると「失敗しない眉毛パーマ」がわかりますよ。
主な眉毛パーマの種類
有名な眉毛パーマには次の2種類があります。
- ハイウッドブロウリフト
- パリジェンヌブロウリフト
ハリウッドブロウリフトやパリジェンヌラッシュリフトに代表されるような眉毛パーマは、厳密にいえばパーマではありません。眉癖改善のために化粧品登録されている専用の液剤を塗布して、毛の生え癖を改善するための施術です。
ハリウッドブロウリフト
ハリウッドブロウリフトは、眉毛を立体的でナチュラルに整える最新の眉毛ケア技術です。日本人向けに開発され、以下の特徴があります。
- 眉癖改善のための化粧品登録された専用の液剤を使用して眉毛の生え癖を改善
- 眉がふんわりとし、ナチュラルで立体感が際立つ
- 眉毛が柔らかくなるため好みの形にセット可能
- 簡単に理想の眉が完成するためメイクに時間短縮が可能
- 施術には特別な資格は不要で、講習を受ければ施術可能
ハリウッドブロウリフトはナチュラルで立体的な眉にしたい方におすすめの施術です。
美容師の免許がなくても施術できるということは、健康被害がないように開発された「眉エステに近い施術」ということです。もちろん、きっちり講習を受講した方しか施術できません。
パリジェンヌブロウリフト
パリジェンヌブロウリフトは、清潔感と品格ある眉毛を目指す日本人向けの眉毛ケア技術です。特徴は以下の通りです。
- 化粧品登録された専用の液剤を使用し眉毛の生え癖を改善
- ふんわりとした柔らかな仕上がりで、ナチュラルで品のある印象
- 施術は美容師免許を持ち専門講習を受講したアイリストのみ
- 肌への負担が少なく、男女問わず美しい眉デザインが可能
パリジェンヌブロウリフトは洗練された自然な眉が好みの方に適しており、男女ともに人気を集めています。
眉毛パーマの料金・値段の相場
眉毛パーマの料金相場は施術内容や眉毛サロンの立地、施術者の技術レベルなどによって異なりますが、一般的には5,000円から8,000円程度です。
この価格帯には、カウンセリング、眉毛のデザイン決定、パーマ施術、仕上げのメイクが含まれることが多いです。また、眉毛パーマと眉毛ワックスを組み合わせたセットメニューを提供している眉毛サロンもあり、その場合は料金が高くなる傾向があります。
さらに、初回限定の割引やリピーター向けの特別価格を設定している眉毛サロンも多いため、事前に料金体系やサービス内容を確認することをおすすめします。
眉毛パーマのメリット
眉毛パーマでは次の様なメリットが得られます。
- 毛流れの癖を整い綺麗に見える
- 眉メイクがやりやすくなり時短に繋がる
- 立体感のある自然な雰囲気になる
毛流れの癖を整い綺麗に見える
眉毛パーマのメリットの一つは、眉毛の毛流れの癖を整え、自然で綺麗に見えることです。
眉毛は顔の印象を大きく左右しますが、癖が強く毛流れがバラバラだと清潔感が損なわれることがあります。自分の眉毛は癖がないと思っていても、実は意外と癖のある方が多いのが現実です。
眉毛パーマをすることで毛流れが整い、よりまとまりのある見た目に変わります。また、自然な仕上がりで眉毛のラインがきれいに強調され、顔全体のバランスも取りやすくなります。
眉メイクがやりやすくなり時短に繋がる
眉毛パーマをすることで毎日の眉メイクが簡単になり、メイク時間の短縮につながります。
毛流れが整っているため描きたい形に沿ったラインが引きやすく、ムラなく均一に描くことができます。また、眉毛がしっかりと固定されているため濃く書きすぎることもなく、ナチュラルな仕上がりにもなるでしょう。
朝の忙しい時間でもさっと眉を整えることができ、メイクにかける時間を短縮しながらも、清潔感のある美しい眉を保つことが可能です。
立体感のある自然な雰囲気になる
眉毛パーマはふんわりとした立体感を持たせるため、より自然な雰囲気を演出することができます。
ペタッとした平坦な眉毛とは異なり、眉毛を根元からリフトアップし眉毛自体にボリューム感が加わります。立体感があることで、ナチュラルな太さも出すことが可能です。
柔らかさや温かみのある表情でありながら、より垢抜けた印象となるでしょう。
眉毛パーマは、メイクでは実現できない眉毛の雰囲気を出すことができますよ。
眉毛パーマのデメリット
眉毛パーマのメリットはとても魅力的なことばかりでした。では、眉毛パーマのデメリットは何があるのでしょうか。
- 眉毛が濃く見える可能性がある
- 張り付いた眉毛に見えることがある
順に解説します。
眉毛が濃く見える可能性がある
眉毛パーマをすることで眉毛が立ち上がるため、眉毛が濃く見えることがあります。
特に元々眉毛の量が多かったり太い毛質の方は毛流れが整い立体感が出る反面、パーマによって眉毛が際立ち、以前よりも強い印象を与えることがあります。メイクの際に薄めのアイブロウを使ったり、パウダータイプでふんわり仕上げるなどの工夫が必要になることもあるでしょう。
施術前にスタイリストと仕上がりのイメージをしっかり共有することが大切です。
張り付いた眉毛に見えることがある
眉毛パーマによって毛流れが整う反面、眉毛が張り付いたように見える場合もあります。
特に施術後の1週間ほどは眉毛が固定されペタッとした印象になり、その質感を苦手と感じる方もいるかもしれません。
しかし、この「張り付き感」は、時間の経過とともに眉毛が自然に伸びることで緩和されます。約1週間後には自然でふんわりとした仕上がりに近づき、ナチュラルな印象が戻ります。
これらのデメリットをしっかり踏まえたうえで、希望とする仕上りをスタイリストに伝えて、失敗眉にならないようにしましょう。
眉毛パーマがおすすめな人の特徴
眉毛パーマは以下のような方におすすめです。
- 自眉の癖がある人
- 眉毛の濃さが均一ではない人
- 垢抜けた印象になりたい人
自眉の癖がある人
眉毛パーマは、眉毛の毛流れに強い癖がある人に特におすすめです。
自眉に癖があると左右のバランスが取りづらく、毎日のメイクでも思い通りに形を整えにくいと感じることが多いでしょう。眉毛パーマをすることで、毛の向きが整い自然な毛流れをキープできるため、癖が強い眉毛も扱いやすくなります。
また、朝のメイク時間を短縮できるメリットもあり、手入れがしやすくなることで清潔感のある眉を保ちやすくなります。自眉の癖で悩んでいる方にとって、眉毛パーマは手軽に美しい眉毛を手に入れるための効果的な手段です。
眉毛の濃さが均一ではない人
眉毛の濃さが不均一な人にも、眉毛パーマはおすすめです。
眉毛が一部薄かったり濃かったりすると全体の形が整わなかったり、まだらで清潔感が損なわれたりします。メイクでその違いをカバーしようとしても上手くいかないこともあるでしょう。眉毛パーマをすることで毛流れが整い、全体に統一感が生まれるため、濃さのバラツキが目立ちにくくなります。
不均一な眉毛に悩んでいる方にとって、眉毛パーマは大きな助けとなるでしょう。
垢抜けた印象になりたい人
眉毛パーマは垢抜けた印象を目指す方にもおすすめです。
眉毛は顔の印象を大きく左右する要素であり、眉毛が整っているだけで顔全体が引き締まり、洗練された雰囲気になります。眉毛パーマによって毛流れが整い立体感が生まれることで、ナチュラルで柔らかな印象になり垢抜けた雰囲気を楽しめます。
また、メイクも時短できるため、忙しい朝でも簡単におしゃれな印象を作りやすくなるでしょう。手軽に垢抜けた見た目を手に入れたい方は、眉毛パーマがぴったりです。
眉毛パーマが似合わない人の特徴
眉毛パーマは眉に生え癖のある人のほとんどに向いていますが、一部の方には似合わないことがあります。
まず、極端に眉毛の短い人です。眉毛パーマをする際は自眉に十分な長さが必要です。特に、普段から眉カットをしていて毛の長さが不揃いだったり、自眉が7ミリ未満の場合は効果が出にくくなります。施術予定の3週間前からは自己処理を控え、眉毛を伸ばしておくことをおすすめします。
毛量が多い場合はパーマだけでは濃さが解消されにくいため、アイブロウワックスで毛量を調整するといった他の施術との組み合わせをおすすめします。
眉悩みを解消して理想の眉毛に仕上げるには、「伸ばす」と「施術」を計画的に組み合わせることが大切ですね。
眉毛パーマをする上での注意点
ここでは、眉毛パーマをする際に注意してほしい点を紹介します。
- まつげや髪の毛の液剤を使用しているサロンはNG
- 施術後4時間〜6時間程度はクレンジングや濡すことを避ける
まつげや髪の毛の液剤を使用しているサロンはNG
眉毛パーマをする際、まつげや髪の毛用の液剤を使用するサロンは絶対に選ばないように注意してください！眉毛に髪の毛と同じ液剤を使用することは禁じられています。
眉毛とまつげ、髪の毛では毛質や皮膚のデリケートさが異なり、髪の液剤は眉毛や皮膚には強すぎる可能性があります。このような液剤を眉毛に使用すると、肌荒れや眉毛が痛むリスクが高まります。
悪質なサロンではそのようなケースもあるので注意が必要です。施術を受ける前に、サロンに使用する液剤について確認することが大切です。
施術後4時間〜6時間程度はクレンジングや濡すことを避ける
眉毛パーマ施術直後の4〜6時間は、クレンジングや顔を濡らすことを控えることが重要です。
この時間は、パーマ剤が定着し、しっかりとした毛流れが形作られるために必要な期間です。施術後すぐに濡らしてしまうと、パーマの持ちが悪くなったり、形が崩れてしまう恐れがあります。施術直後の4〜6時間はクレンジング・洗顔・入浴・プールなどを避けてください。
4〜6時間経過した後も、強くこすらずに優しくケアすることで、より長く美しい形状を保つことができます。
眉毛パーマの頻度・持続性について
眉毛パーマの持続期間は一般的に4〜6週間とされていますが、個人の眉毛の生え変わりやケアの仕方により変動します。
眉毛パーマは一度で永久的な効果が続くわけではなく、眉毛が新たに生え変わると癖や毛流れが元に戻ることがあります。持続期間を最大限にするためには、日々のケアや摩擦を避けることが重要です。
施術頻度は4〜6週間に1回の施術が目安とされていますが、過剰な施術は眉毛や肌への負担につながるだけでなく、パーマのかかり具合や持ちも悪くなってしまいます。
適切な頻度での眉毛パーマにより、長く美しい眉毛の形状を楽しむことができます。
眉毛に負担をかけない施術間隔と日々のケアが、理想的な眉毛の維持につながりますよ。
眉毛パーマの流れ
「髪のパーマは経験があるけど眉毛パーマってどうするの？」と疑問に思う方もいるでしょう。眉毛サロンでの眉毛パーマ施術の代表的な流れを紹介します。
希望の眉毛の形や濃さ、仕上がりのイメージをスタイリストと共有します。
眉毛の周りをクリームなどで保護します。
専用の液剤を塗布し一定時間放置したのち液剤を拭き取ります。
この段階では眉毛の毛質が柔らかくなっています。
放置時間は25分～30分程度です。
眉毛を理想の形にデザインします。
理想通りの形になっていれば次の液剤で眉毛の流れを固定します。
肌を保護する保湿剤を塗布したのち、余分な眉毛をWAXや毛抜きで処理します。
眉毛を整え、必要に応じてメイクで色を足して仕上げます。
施術後の注意点やアフターケアについても詳しく説明を受けます。
眉毛パーマにかかる時間は60分～90分です。パーマ方法や液剤によって時間が異なるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
美容免許を持たずに眉カットするのはNGです。眉毛ワックスは免許を持たずにも可能ですが、美容学校で基本的なケア方法など学んだ人から施術を受ける方が安全なので、できれば美容師免許を持った方にお願いしましょう！
眉毛パーマに関するよくある質問
最後に眉毛パーマに関するよくある質問に答えていきます。疑問点は解消しておきましょう。
- 眉毛パーマとワックスの違いは？
- 眉毛がない・少ない人でも眉毛パーマはやる意味ある？
- 眉毛パーマをすると眉がぺったりなるのは本当？
- メンズでも眉毛パーマは似合う？
- 眉毛パーマはセルフでもできる？
- 眉毛パーマとワックスの違いは？
眉毛パーマとワックスは眉の形を整える点では共通していますが、目的や効果が全く異なります。
眉毛パーマは眉毛の毛流れを整え、ふんわりとした立体感やリフト感を出すための施術で、癖が強い眉に適しています。
一方、ワックスは眉毛周りの不要な毛を取り除き輪郭をくっきりさせる方法です。これにより清潔感が増し、眉毛の形が整います。両方を組み合わせることで、立体的で美しい眉を維持しやすくなります。
- 眉毛がない・少ない人でも眉毛パーマはやる意味ある？
眉毛が全くない人にとっては、眉毛パーマは意味がありません。眉毛パーマは元々ある眉毛の毛流れを整えたり、立体感を出したりするための施術なので、毛がない場合には効果が発揮できません。
また、眉毛が少ない人も毛流れやリフト効果が出にくく、眉毛パーマの効果を実感しにくいでしょう。
- 眉毛パーマをすると眉がぺったりなるのは本当？
眉毛パーマ施術後1週間ほどは毛流れが整いすぎて、眉が張り付いたように見えてぺったりしたように感じる方がいるかもしれません。
しかし、これは時間が経つにつれて眉毛が伸びると、柔らかな質感に変わります。約1週間後にはふんわりとしたナチュラルな仕上がりに近づき、自然な印象が戻ってくるので心配する必要はありません。
- メンズでも眉毛パーマは似合う？
メンズでも眉毛パーマは十分に似合います。
眉毛パーマをすることで眉毛の毛流れが整い、清潔感や立体感が生まれ、顔全体が引き締まった印象になります。特に癖が強い眉毛の男性は、眉毛パーマで自然な流れを作ることで、ナチュラルで整った印象が得られます。
普段の眉メイクや手入れも楽になり、垢抜けた印象を目指すメンズにはぴったりの施術です。
- 眉毛パーマはセルフでもできる？
眉毛パーマはセルフでもやろうと思えば可能ですが、安全面から考えるとおすすめできません。
眉毛周辺はデリケートで、パーマ液が皮膚や目に触れると刺激を受けやすく、炎症やかぶれのリスクが高まります。プロの眉毛サロンでは、適切な道具と技術を用いて安全に施術が行われます。
安心安全で、肌に優しい理想の仕上がりを得るために、眉毛パーマはプロのサロンで受けましょう。
眉毛パーマについて徹底解説まとめ
眉毛パーマは、眉毛の生え癖を改善し、毛流れを整えることで立体感のある自然で美しい眉毛を実現する施術です。
特に、自眉に癖がある方や眉の濃さが均一でない方におすすめで、毎日のメイクが格段に楽になります。
ただし、眉毛パーマの特性上、この施術が似合わない場合もあります。自分には似合うのか迷っている方は、一度サロンでカウンセリングを受けてみるとよいでしょう。
