- 眉ティントを使うメリット
- 眉ティントの正しい使い方
- 眉ティントを長持ちさせるポイント
メイク時間を短縮できたり、すっぴんでも眉毛が綺麗な状態をキープできると話題の眉ティント。実際にはどのようなメリットがあって、どんな使い方をするのか知らない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、現役アイブロウリストの私が眉ティントを使用するメリットやその使い方を徹底解説します。眉ティントの効果を持続させるポイントも解説するので、ぜひ最後までチェックしてください。
眉ティントとは?肌表面の角質層に色素を定着させるアイテム
眉ティントとは、肌表面の角質層に色素を定着させることで、一時的に形を整えるアイテムです。ナチュラルブラウンやグレージュなど、カラーバリエーションも豊富で自分の好みや雰囲気、髪色などに合わせて選べます。
ただ、タトゥーに近い「アートメイク」の施術とは異なり、顔を洗ったり触れたりすると色が薄くなるのが特徴です。製品や日常の過ごし方によって個人差はありますが、持続期間は1〜3日、長くても1週間程度でしょう。
さまざまなメーカーから販売されており、色だけでなく筆先のタイプも種類が充実しています。
yayoi自分に合った眉ティントを見つけて使いこなしましょう!
眉ティントを使用するメリット
眉ティントを使用すると、さまざまなメリットを得られます。とくに眉メイクをできるだけラクにしたい人ほどおすすめです。以下で眉ティントを使用するメリットについて詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
- メイク時間を短縮できる
- 汗や水がかかっても眉毛の形が崩れにくい
- すっぴんでも自信を持てる
メイク時間を短縮できる
眉ティントを使用する最大のメリットは、メイク時間を短縮できることです。眉ティントは肌表面に色をつけるので、通常のメイクに比べて長持ちしやすい傾向があります。洗顔やクレンジングをしても、落ちにくい点が特徴です。
だんだん色素が薄くなっても下書き代わりとして眉メイクができます。眉ティントをしている状態はもちろん、眉ティントが薄くなっている途中でもメイク時間を短縮できるメリットがあります。



とくに、眉ティントを付けたてのときは眉メイクが不要になるため、準備がかなりラクになりますよ!
汗や水がかかっても眉毛の形が崩れにくい
眉ティントは、汗で濡れたり水がかかったりしても美しい眉毛の形を維持できます。前述した通り、眉ティントは肌表面に色をつけるため、通常のメイクより落ちにくい特徴があります。汗や水に強いため、スポーツやアウトドア活動、夏場のレジャーなどでも安心して使用可能です。
汗や水で眉メイクが落ちてしまうと、直すのも大変ですし化粧道具を持ち歩くのも面倒になってしまいます。眉毛の形が変わっていないか心配する必要もなくなるので、眉ティントはそんなお悩みを解決してくれるアイテムです。



汗をかきやすい夏場は、とくに眉ティントが大活躍するのではないでしょうか!
すっぴんでも自信を持てる
眉ティントを使用していると、すっぴんでも自信を持てるようになります。眉ティントを使用すると、常に形が整った状態になるため、アイメイクやベースメイクをしていなくても眉メイクをしているように見えます。
眉毛は顔の印象の8割を決める重要なパーツです。メイクで綺麗に整えるかどうかで第一印象に影響しますが、元から眉毛が綺麗に書いてある状態ならすっぴんでも好印象を与えられるでしょう。
眉毛だけでも完成していればメイクしている風を演出できるので、眉ティントを使って損はありません。



目元の印象は重要だからこそ
すっぴんでも自信が持てるようになるのは嬉しいポイントですよね!
眉ティントがおすすめな人・おすすめしない人
- メイク時間を短縮したい人
- 自眉毛が薄い人
- スポーツなどで汗をかく機会が多い人
- 元々濃さや太さのある眉毛の人
眉ティントは一度塗ると数日間は形をキープできるので、メイク時間を短縮したい人にはイチ押しのアイテムです。自眉毛が薄い人も、眉ティントを使えば形や輪郭を書いたような状態を維持できます。
一方で、元々濃さや太さがある眉毛の人が眉ティントを使うと、さらに濃くなり眉毛を強調してしまう場合があります。そのため、眉の濃さや太さに悩んでいる人は、眉ティント以外の方法がおすすめです。
眉ティントの失敗しない選び方
眉ティントにチャレンジするなら、失敗は避けたいはずです。以下では、現役眉毛サロンスタッフが失敗しない眉ティントの選び方について解説するので、ぜひ参考にしてください。
- 髪色に合ったカラーかをチェックする
- 細筆タイプか平筆・太筆タイプかを確認する
- 持続時間は長いかをチェックする
髪色に合ったカラーかをチェックする
眉ティントを選ぶ際は、必ず髪色になじむカラーを選びましょう。髪色とあまりにもかけ離れた色味は違和感を感じてしまう場合があります。眉ティントは自分の髪色よりもワントーン明るい色を選ぶのがおすすめです。
黒髪ならナチュラルブラウン、茶髪ならライトブラウンやアッシュグレーなどです。ただ、同じ名前の色でもメーカーや製品によって多少色味が変わる場合があるので、事前によく確認してから選びましょう。
細筆タイプか平筆・太筆タイプかを確認する
基本的に眉ティントは先端が筆になっているので、筆先で眉毛の形を作ります。筆タイプとはいえ、筆先の種類は細筆や太筆、平筆などとさまざまです。
眉ティントを使うのが初めての人は、筆先が斜めにカットされているタイプがおすすめです。眉毛の輪郭や眉尻といった細かい部分が書きやすくなります。
筆タイプのアイラインなどに慣れている人は、細筆や平筆を選んでも良いでしょう。太筆はティント液がたっぷり着いてしまう可能性があるので注意してください。
持続時間は長いかをチェックする
眉ティントを選ぶ際は、持続時間が長いかどうかも必ずチェックしましょう。メーカーや製品ごとに異なりますが、ほとんどの場合1〜3日ほど持ちます。物によっては1週間ほど持つ眉ティントもあるようです。
持続期間はあくまでも目安になるので、眉毛を触るクセがある人や
洗顔をする回数が多い人は記載してある期間よりも早くティントが消えてしまう場合があります。薄くなってきた場合はもう一度眉ティントを重ねると、塗りたてのように濃さを復活できます。
眉ティントの適切な使い方・やり方
眉ティントは以下の手順で進めましょう。
まずはお肌の状態を整えることが重要です。眉ティントの仕上がりや持続期間に関わってくるので、眉周りの皮脂や汚れ、メイクをしっかり落としましょう。水分や油分が残っていると、眉ティントが綺麗に塗れなくなります。
筆先を肌に沿わせて眉ティントを塗布します。まずは眉山から眉尻にかけて、毛の流れに沿って塗ります。眉頭からスタートするとかなり濃い眉毛になってしまうので注意しましょう。眉頭に塗る場合は上部を避けて付けてください。
眉ティントを塗ったら色素を定着させるために、5〜10分ほど時間を置きます。アイテムごとに推奨されている放置時間が異なるので、説明書を確認しましょう。塗った直後はかなり濃く見えますか、剥がすと自然な仕上がりになるので問題ありません。
十分に放置したら眉ティントを剥がします。眉尻から優しく剥がすと、取りやすくなるでしょう。ティントがはみ出ていたり残っている場合は、湿らせた綿棒で拭き取りましょう。
眉ティントを使用する際の注意点
眉ティントを使用する際の注意点は以下の通りです。
- 眉頭を濃く塗りすぎない
- 失敗した場合はすぐに拭き取る
- 眉ティントが完全に乾くまで触らない
眉ティントで作った形を崩さないようにしたり、眉毛の綺麗な形を維持するために必ず確認していただきたい項目です。どれも重要なポイントになるので、ぜひ参考にしながら眉ティントを使用してください
眉頭を濃く塗りすぎない
眉ティントを使用する際は、眉頭を濃く塗りすぎないようにしましょう。眉頭を濃くしてしまうと、かなり眉毛が強調されてしまいます。とくに眉頭の位置は顔パーツの中でも中心に近いので、他の人からの視線が集まりやすい位置です。
美しい眉毛は眉尻に向かって濃いグラデーションになっています。眉頭が濃い眉毛は垢抜けなくて野暮ったい印象で、場合によっては違和感を感じてしまいます。そのため、初心者の人が眉ティントを使う場合は、眉尻から眉頭に向かって塗る方法がおすすめです。



一気に書き切るのではなく少しずつ調節しながら
眉ティントを付けましょう!
失敗した場合はすぐに拭き取る
眉ティントを着ける位置や形などを間違えて失敗してしまった場合は、すぐに拭き取りましょう。数分経過してしまうと色が沈着し始めてしまうので、すぐに綺麗に拭き取るのがポイントです。
指やティッシュなどで拭き取ると、失敗した範囲が広がってしまったり、形が大きく変形してしまったりします。そのため、細かい部分を微調節したい時は、綿棒で毛の流れに沿って少しずつ拭き取りましょう。拭き取りにも失敗すると、眉毛以外の場所に色素沈着してしまい、その形で過ごさなければならなくなってしまいます。



失敗してしまった時は、焦らずゆっくり調節しましょう!
眉ティントが完全に乾くまで触らない
眉ティントが完全に乾くまでは触らないようにしてください。せっかく綺麗に形を書けても、触ってしまうとティント液がにじんだり他の部分に付着してしまう場合があります。
眉ティントは5〜10分ほど放置すると乾いて色素沈着します。塗布た量が多いと乾きにくい場合もあるので、様子を見ながら時間を置きましょう。
眉ティントを塗った直後はかなり濃く見えるので驚きますが、完全に乾いた後に剥がすとパウダーで仕上げたようなふんわり眉毛になります。



乾かしている途中は濃すぎて心配になるかもしれませんが、
辛抱強く待ちましょう!
眉ティントを長持ちさせるコツ
眉ティントの持続期間は日常の過ごし方やアイテムごとに異なりますが、一度形を作ったらできるだけ長持ちさせたいですよね。以下では、眉ティントを長持ちさせるコツを紹介します。
- 使用前に眉周りの水分・油分を完全に除去する
- 乾燥時間を十分に確保する
- 眉部分のクレンジングや洗顔は慎重に実施する
使用前に眉周りの水分・油分を完全に除去する
眉ティントを使用する前は、眉周りの水分や油分をしっかりと除去しましょう。肌を清潔に保つことで、眉ティントの持ちがよくなる可能性が高まります。また、油分も残っているとティントをはじいてしまい、色が綺麗に発色しません。
眉ティントを塗る前は、あぶらとり紙などでしっかり油分を除去しましょう。少量のクレンジングオイルを含ませたコットンで眉周りを拭き取り、化粧水で肌を調節して表面の水っぽさやうるおいを落ち着かせるのがおすすめです。



眉ティントを塗る前のひと手間がとっても重要です!
乾燥時間を十分に確保する
眉ティントを塗ったら、完全に乾くまでの放置時間を十分に確保しましょう。眉ティントの仕上がりや持続期間は、放置時間で決まると言っても過言ではありません。ティントが完全に乾く前に剥がしてしまうと、十分に色素が沈着しないので綺麗な仕上がりになりづらいです。
5〜10分ほどで乾燥してきますが、20分くらい放置すると安心です。持続期間をできるだけ伸ばしたい人は、寝る前に眉ティントを塗って朝起きたら剥がすとより定着します。
ただ、敏感肌の人が長時間眉ティントを塗っていると肌がかぶれてしまう場合があります。不安な人は事前にパッチテストで確認しましょう。
眉部分のクレンジングや洗顔は慎重に実施する
眉ティントを使用している期間は、眉部分のクレンジングや洗顔は慎重に行いましょう。クレンジングや洗顔方法によっては、眉ティントの持続期間が薄れてしまう場合があります。
洗顔料をよく泡立てて、ゴシゴシ洗わず包み込むように優しく洗えば肌への摩擦を避けながらしっかりと汚れを落とせます。また、オイルクレンジングは汚れが落ちやすいので、眉周りは避けながら使うのがおすすめです。



日常ではできるだけ触れないことが重要で、
眉部分のクレンジングや洗顔は慎重に実施してくださいね!
眉ティントに関するよくある質問
眉ティントはどれくらい持続する?
眉ティントは1〜3日、長くて1週間ほど持続します。製品や日常の過ごし方によって持続期間は異なるので、あくまでも目安として参考にしてください。
眉ティントは皮膚表面の角質層に色素を定着させるため、肌のターンオーバーが促進されたり、クレンジングなどで肌を強く擦ったりすると自然と薄れていきます。
眉ティントは眉毛がない人でも使用できる?
眉毛がない人でも眉ティントはもちろん使用可能です。色素沈着で形を作ってくれるので、眉毛がない人ほど眉ティントはおすすめです。
一度眉ティントで形を作ってしまえば数日間は持つので、毎朝ペンシルなどで眉メイクをする必要もなくなります。眉毛の薄さに悩んでいる人はぜひ使ってみてください。
眉ティントは眉毛サロンでもできる?
眉毛サロンで眉ティントをできる場合もありますが、数はそれほど多くありません。仕上げを眉メイクか眉ティントにするか選べるサロンもありますが、少ないのが現状です。
眉毛サロンでは主に眉毛の形を整えてメイクで仕上げる施術がほとんどなので、眉毛サロンで眉ティントをしてもらいたい場合は事前に問い合わせましょう。
眉ティントの使い方や注意点まとめ
この記事では、眉ティントのメリットや使い方、注意点について徹底解説しました。眉ティントは一度使うと数日間持続できるので、メイク時間を短縮したい人やすっぴんでも気楽に過ごしたい人におすすめです。
眉ティントを持続させるポイントも解説しましたが、普段から眉周りや前髪を触る癖がある人も注意が必要です。気付かないうちに、摩擦でティントが薄くなってしまう可能性があるので意識して過ごすと良いでしょう。



