眉毛サロンの急増に伴い、質の低い施術も増えているのが現状です。そんな中、眉毛教育に力をいれている美容専門学校があります。それが福岡県にある『大村美容ファッション専門学校』です。
『大村美容ファッション専門学校』は、2025年からアイブロウ教育として眉毛の東大と言われる『ジャパンブロウティストスクール(JBS)』のアイブロウ教育を取り入れたそうです。
眉毛業界の健全な発展を望む眉毛サロンナビとしては、美容学校がなぜ眉毛教育に力を入れるか、そして美容専門学校からみてアイブロウ業界はどのように映っているのかを是非お聞きしたいと思い、インタビューさせていただきました。
今回は、学校長である萩野さんへ学校が取り組んでいるアイブロウ教育について、インタビューしたので、今後のアイブロウ施術に興味がある学生さんや、アイブロウ業界で働いている方はぜひ最後までご覧ください。
今回インタビューする方はこちら
大村美容ファッション専門学校
学校長 萩野 清美さん

インタビュー担当
眉毛が「流行」から「専門技術」へ — 導入の背景

杉田:萩野さん本日はよろしくお願いします。
学校長 萩野さんこちらこそよろしくお願いします。
杉田:早速なのですが、レベルの高い眉毛教育を導入したきっかけを教えてください。



導入のきっかけになったのが、かなり昔の話なんですけれども、ニュースでメンズ眉毛に関する特集があっていて、眉毛一つでかなり変化する映像を見ました。その内容に、非常に驚き、眉毛の重要性を認識しました。
メイクをしている身としては、そこで眉毛の重要性を改めて認識したんです。
杉田:眉毛教育に課題は感じていたのですか?



メイク教育の現場では、学生同士でメイクする時に一番苦戦するところが眉毛なんです。「こういうイメージを作りたい」と思っていても、毛がなかったり、筋肉の動きを理解できていなかったりするので、イメージ通りのメイクにならない。だから眉毛の教育に力を入れることを決めたんです。
眉毛カット授業はもともと取り入れていたのですが、カットなので幅が狭かったんです。
ヘアメイクアップアーティスト科には、頭髪をキレイに仕上げる技術だけでなく、眉毛もキレイに仕上げる知識と技術が必要だと感じたのが眉毛教育を強化したきっかけになります。
「理論」と「カウンセリング力」を重視 — 他の眉毛教育との違い


杉田:そこでJBSという眉毛教育プログラムを導入したわけですね。



そうです。JBSの技術と理論は非常に明確で、骨格だけじゃなくて、筋肉だったりとか、表情でどう動くか、眉毛が印象を大きく左右する重要なパーツであるっていうことを、感覚じゃなく理論的に教えてくれます。
これらの知見は、学生の眉毛に関する知識・技術を土台から作るという点で必要だと思って導入をさせていただきました。
杉田:他の眉毛教育プログラムと比較してどうですか?



他の眉毛教育スクールは、「半日で終わります」とか、「二時間で終わります」とところが多いんです。私ももともと美容師をしているので、眉毛を整えることはできるんですよ。
でも、そこにどういう理論が必要なのかが分からないんです。JBSには、自分たちの明確な技術があり、こだわりがあります。JBSさんとお話しし、その熱い想いを感じました。
また、さまざまな眉毛教育があるんですけれども、ワックス脱毛のやり方にまでこだわっているのはJBSだけだと思ってます。また、デザインだったりとか、どういうふうにカウンセリングしていくかという理論は一番強いと思ってます。
杉田:教育としては、「理論」がしっかりとあることが重要なのですね。



はい、教える身になったら、論理的なものは非常に大事なんです。学生たちが将来どのお客様に対しても応用できる知識体系が必要ですから。『こういう時はこう』という感覚だけでは、新しい課題に対応できないんです。
骨格分析とフェイスバランスを理解していれば、どんなお客様にも似合う眉毛を提案できる力がつくんです。これが眉毛教育において最も重視すべき内容だと思います。
眉毛サービスは「付加価値」から「専門技術」へ


杉田:眉毛業界全体の変化をどう感じていますか?



眉毛サービスの広がりや定着は、まつ毛に続いての、三番目、四番目の美容技術なのかなと思ってます。
今までは美容室のサービスメニューの一部だったと思うので、「安価で整えてあげますよ」みたいな感じだったのが、今は『整える』と『デザインする』が違うものになっていて、眉毛が一つの美容の市場として確立されてきたなと思います。
杉田:その変化は学生たちの興味にも反映されていますか?



ヘアメイクアップアーティスト科は必須の授業なのですが、その他の科は選択授業として取り入れています。導入当初はそこまでニーズはないかなと思って、一桁ぐらいかなと予想していたんです。
ただ、初年度で予想以上の人数が希望したのでびっくりしました。そこではやり眉毛への興味・関心が大きくなっており、学生も眉毛のデザインを学びたいというニーズが増えているなと感じています。
予想以上の学生ニーズ — 選択授業の反応


杉田:実際に眉毛教育を本格的に取り入れてからの学生からの反応はどうですか?



興味津々といいますか、情報収集が早いですね。学生の反応はとてもよいです。
美容師になりたい子も選択授業を取っています。美容師は、首から上を作るという意識を持っているので、眉毛も重要な一つのパーツとして考えてる子が多いです。
杉田:採用する側からの評価はありますか?



JBSさんの教育を導入してから1年で、取り入れた学年の子達がまだ卒業していないため、そのあたりはまだわからないところです。
眉毛ができるから採用というわけじゃないと思うんですけれども、やはり自分が意欲的に勉強したり、どういうふうにお客様にサービスとして還元できるというのは、就職活動の上で、プラスに評価していただけると考えます。
杉田:実際の教育現場での学生の様子を教えてください。



いろいろな先生を捕まえたりとか、同級生を捕まえて練習はしてるので、すごく興味は高いとは思ってます。
「国家試験」ではなく「社会人育成」を目指す教育


杉田:大村美容ファッション専門学校の強みを教えてください。



学校の強みは、現場に近い教育をしてるというのが一番です。
どうしても学校なので、国家試験に力を入れている学校さんが多いです。ただ、国家試験は通過点として捉えています。
なので、学生は「カラーもしたい」とか「まつ毛もしたい」とか「眉毛もできるんだ、カットもできるんだ」という、美容師さんが実際にしてるようなことができると思って入学してくれます。
自分で学科を選んだり、コースを選んだり、選択の授業を選んだりというのがあるので、学びたいことをとことん学べるんです。
そして、「学生の時はこのぐらいでいいよ」という優しさは全くこの学校にはありません。「現場はこうなんだから」と技術面もそうですし、人への気の使い方だったりまで、学んでもらいます。そして、卒業後、他の学校の卒業生と比べて当たり前の基準が高いことに気づき『あ、こんだけ違ったんだな』と実感します。
杉田:生徒が卒業したあとのことを考えて教育をしているんですね。「国家試験」を通過点として考えているというお話がありましたね。



そうなんです。他の学校さんは、国家資格に目がいくと思うんですけど、うちは社会人になることを目指してるので、要は卒業したあとがどうなりたいかという教育をしてるんです。ゴールが国家試験じゃないんですよ。
国家試験って通過点としか考えてないので、学生たちが現場でどう生きていくかというのを先を見越した学校だと思っていただいたら、他の学校さんとはちょっと違うかなと思います。
学校は社会人になることを目指してるので、要は卒業したあとがどうなりたいかという教育をしてるんですね。
3つの科それぞれ入学した時から全てのカリキュラムが違うんですよ。それぞれの科で学べることは、社会人になって活躍するための教育をしています。
杉田:学生専用サロンについて教えてください。



実は、全国で唯一学生専用の美容室があります。
ヘアメイクアップアーティスト科は、その美容室で眉毛を整えたり、ヘアアレンジをさせていただく予定です。
現場を経験できるというのが本当に強みなんです。実際にそこでの経験を生かして就職をする、ということができます。
杉田:他の美容学校との最大の違いは何ですか?



多く学校さんは、国家資格の合格を目指す教育をされていると思うんですけど、この学校は社会人になることを目指してるので、要は卒業したあとがどうなりたいかという教育をしているんです。
なので、美容師免許を取った後の活躍を目指す方にぜひに入学してもらいたいなと思っております。
杉田:私も社会人ですので、学生時代から将来のことを考えて学んでいる学生さんは非常に頼もしいと思いますし、採用したいと感じる企業や美容室は多いだろうなと感じました!本日は貴重な時間をいただきありがとうございました!



こちらこそありがとうございました!
▼大村美容ファッション専門学校の写真








